<   2007年 04月 ( 29 )   > この月の画像一覧

No.575 タクへ

枝垂れ桜が咲き乱れています。そんな道を歩く姿が様になっていたあいつは…いつも自信に満ち溢れていた。

あの頃もそうだった…
まだちょっと寒いが四月下旬、新しいものにまだ慣れず『五月病』という病の前兆を感じながら12才だった僕は、皇居のお堀近くの九段下の駅を降りて、ため息をはくと、とぼとぼと歩きだす。
でもそこに出来たばかりの友人達がガーッツて割り込んできて笑顔がこぼれて…その中に彼はいつもいたっけ。

小学生時代、通信簿で『フツウ』を取るのがやっとだった僕は何を間違えたかエリートを生み出し続ける進学校に通う事になっていた。
裏口などではない…塾を経営していた親の紹介で合法的に『公立』最強の進学校の戸を叩く事になったのだ。


今日はその時代のある友達の話をしたいと思います。


その友人の一人『タク』
彼とは共通点が多かった。家族構成、血液型、星座、イニシャル、住んでいる街から習い事まで皆同じだった。

しかし
一つだけ大きく違う事があって…
あいつは、頭がよかった。羨ましくなるほど。
現実タクは三年後、涼しい顔をして慶應義塾へと旅だっていく。

一緒に好きになったジョン・レノンの『イマジン』を聴きながら、コイツは一体どんな大人になってゆくのだろう…。そんな事を考えていたっけ。そうだったんだよ…

小学生時代の僕は、友達と野山を駆けずり回り、馬鹿の限りを尽くしたが、この中学校では小学生時代の『何も出来なかった』とはまったく違う理由で僕はみんなから取り残されそうだったし通用しなかった。
周囲が楽しむ…遊びの内容というのがちんぷんかんぷんだったのだ。

美術館巡り、名所巡り、高尚な映画鑑賞に音楽鑑賞

ついていくのが精一杯…

こいつら毎日何食って、何思って暮らしてんだ!!
俺はこいつらと三年間暮らしていけるのか?

って不安になっていた時にタクを含む仲間に出会えたのだ。
彼等はその環境の『普通』ではなかった。やることなすこと異彩を放っていた。

だから
彼らと始めて休み時間にした遊びの内容は忘れない『殴り鬼ごっこ』

鬼は捕まえた仲間を殴るというシンプルにしてバイオレンスな鬼ごっこ。
必死だった。
でも生気が蘇る。

『勉強以外のフィールド発見!』

それがうれしかった。

頭のいいはずの仲間達が最高に馬鹿な表情をしている。

居場所発見。

だから
ちゃんと勉強することにした、こいつらと一緒にいたい、そう思えたから。
まぁ何度もいうが、ついていくのに必死だっただけだけど…

僕らは勉強しながらもあいもかわらず悪ガキだった。

タクはそれでもその最強の進学校で常に5本の指に入る成績をとり続けた。休み時間、殴り殴られながら。
ある時、
タクはみんなから推されて、生徒会長選に出る事になった。一騎打ち。
相手は絵に書いたような真面目な青年。こちらは頭はいいが素行不良。あまりにも不利。

しかし、彼は選挙演説で全校生徒相手に仕掛けていった。

『皆さんと共に最高の中学生活をおくる為に私を生徒会長にしてください…』

そういうとタクは顔を上空に向ける。

『皆さん上を向いてください!下を向いてください!そうですか、頷いつくれますか!協力してくれるのですか!期待していますよ。』

会場からどっと笑いが起こった、結果は僅差の惜敗だった。


僕らはいろんな事をした。

神保町を知った。
恐ろしい程の本に囲まれ、世界が広がる。知識の海を泳ぎ回った。

泳ぎといえば合宿では『遠泳』を知った。絶えず泳ぎ続ける術を学ばされ、島から島へと泳いだ。

日常はといえば
毎朝毎晩小テスト。

太陽が沈むまで教室で勉強し、悔しい想いをした生徒会室を占拠してはくだらないコインゲームで遊び狂い、靖国神社で夜空を見上げた。

そんな時、いつも彼は横にいた。
おかげで僕の学力は急伸し、高校受験も6校中5校受かるなど、小学生時代からは想像出来ないくらい伸びていた。

俺達のグループのメンバーは全員、一番勉強の出来ない俺を含めて、望み以上の高校に進学した。

そして
タクは3年後高校を卒業して消息を絶った。

もう12年も前の話だ。

俺達のメンバー…
セガに勤める友は去年結婚し子供が産まれたよ。

東芝に勤める友は最近電話して再会しようって話したんだ。

日経新聞に勤める友はいい記事載せてるぜ。

なぁタク、君は今どこで何をしてるんだい?

俺はまだこの歳になっても馬鹿やってるゼ。

あの頃となんら変わっちゃいないんだ!!

だからひょこっとでてきてまた笑ってくれよ。

みんなそれを望んでるんだ…なぁ、頼むよ…。
by 123455677 | 2007-04-30 07:26 | 仲間。

No.573 求む、長押しストッパー

皆さんは
『ケータイでメールを打っている途中に、謝って電源ボタンを二度押してしまい内容をオールクリアしてしまった事』、ありませんか?
僕は時々あります。

ご存知の方もおられるように僕は長文を結構使います。

それだけに、かなり書いた所で突然、書いた文章全てが消えてしまうと僕自身が消えてしまいたくなります。

だからよく途中でいちいち保存して未送信データを作る事で保険をかけます。
皆さんもやるのでしょうか。

でもやはりそれすら忘れて夢中でメールを打ち続けて全て消えてしまう事があります。
僕は文章をインスピレーションで書き連ねてから修正するタイプなので、イメージが頭の中から消えてしまう前に書ききってしまう為のスタートダッシュ兼ロングスパートが肝心。
必然的にボタンを打つスピードはあがり、でミスも増えるのです。
※すでに幼少のピアノ習い事時代から指が大きすぎる事もあってか、二つの鍵盤同時押しなど切ないミスが多発…


そこでケータイ電話を作っているメーカー各社にお願いがあります。

表題にある通り、
『編集中止長押しストッパー機能』を搭載してほしいのです。

電源ボタンを長押ししないと編集中止にならない機能を『選択機能』でよいので付けて欲しい。

なぜなら
ミスは『電源ボタンの連打によるものだから』です。

最初の電源ボタンで『編集を中止しますか』の表示。

二度目の電源ボタンで『中止消滅』です。

たいていのケータイは『電源ボタン』の下が『サ行ボタン』ですよね。
例えば、『し』と打ち込みたくて誤って『電源ボタン』を連打してしまう。すると文章が消滅する訳ですね。

そこで『長押し』です。
メールを打ちながら長押しするのはそれこそ『文章をオールクリアする時』以外は滅多に使いませんよね。
『各社さん、長文早打ちタイプのメーラー救出のため是非検討よろしくお願いします!!』と今日伝えて来ます。

もしこの機能がケータイに搭載されたら『あんにゃろーやりやがったな』とほくそ笑んでください。


…今日も消えなくてよかった。(ほっ)
by 123455677 | 2007-04-28 14:01 | つれづれ

No.572 今更アンフェアにハマる

篠原涼子さん主演の映画
『アンフェア』をみました。

感想としては
「ハマった。
やいフジテレビ、『踊る大捜査線』の後の刑事モノにTBS的なの(ケイゾク的なの)持ってきやがったなコノヤロー…面白かっただけにラストが気になる…」
ってかんじでした。

にしてもキャストが豪華で、成宮君レベルをワンポイント起用していてちょっとグッときた。

プロデュース陣の中に亀山さんがいて、やっぱりなって感じで、僕はテレビ版は見た事がないのですが、江口洋介さんや浜田マリさん、椎名桔平さん、加藤雅也さんの使い方が凄くよくってハマっちゃいました。

これからレンタルショップに行こうと思います。
by 123455677 | 2007-04-27 21:06 | スクリーン

No.571 入ってますか!

常識を覆したいなら『んなことどーだっていいじゃん』な所にメスをいれなければならないわけで。

なかなか新しい価値には巡り逢えないけれど、見出だせた時の達成感や喜び、そして周囲の人達に愛されてゆく未来は何ものにもかえがたかったりする。

ゆえにまたドアなき場所をノックする。

『入ってますか!』
by 123455677 | 2007-04-26 19:29 | しそぉー

No.570 絢爛豪華乱れ咲き!!

新歓コンパ。
そんな季節ですね。
だからか電車内の大学生達の会話が野獣です。野獣モード全開です。

モデル風の美人女子大学が二人乗り込んで来て…話している内容ってのが徹底的にイケメン。

あんた達は一分間に何回イケメンと連呼すれば気が済むのですか!そんなにオトコに飢えているのですか!…そう問いたくなりました。

まぁきっとそうなのでしょう、二人とも本当に美人たっただけに余計ヒキました。

『経済のサイトークンおいしそうじゃない?』
『社学のたけしクンもかなりのイケメンだよ、今年はホント粒ぞろいだよね』
『ねー、気合い入れなきゃ!マジ新歓楽しみなんだけどー』
『ていうかそれだけに経営法のギャル系三人は即追放でしょ』
『だよね、アイツらの緩股で掻き乱されるのはゴメンだもんねぇ』
『ねぇ』

春の華達は競うように咲き乱れ、やがて灼熱の太陽を向かえいれる事でしょう。

彼女達の頭上で『未成年者飲酒禁止』の広告が虚しく春風に吹かれます。


ここは桜咲く国日本。
ソメイヨシノだけが桜にあらず。
今年の春もちょっと遅咲きのサクラ達が絢爛豪華に咲き乱れる事でしょう。
by 123455677 | 2007-04-25 13:51 | すとーりー

No.569 おおらかさ

日本は『村社会』という社会システムを色濃く残している。

集団行動を重んじ、他の集団と一線をひきたがる。また、それがゆえに集団行動が出来ない仲間を嫌い、無視したり、排斥したりする、いわゆる『村八分』だ。
以上のことから
この国には伝統的に『いじめ』が存在していたことが分かる。

よく昔の人は、
『昔はいじめなんかなかったのに』と言ったりするが、それはきっとある種間違っているのではないだろうか。

いじめられる人はたいてい決まっている。『弱い奴』…ちょっとちがう『みんなと同じ事が出来ない奴』、苦し紛れにへんてこりんな態度をとればいじめは助長される。

じゃあ
なぜひとはいじめるのか。『いじめが楽しいから』なのは後々の話。

みんな、内心…(本能で?)不安なのだ。
自分の想像だに出来ない奴の行動が…。

僕らの国民性は、予想外をあまり歓迎しない。

サプライズなどといってもてはやすが、それはあくまでも我々にとって有益、前向き、プラスの感情を引き起こすときのみに使われる。
善くも悪くもない、本来ならば判別が難しいニュートラルな『予想外』は日本では『奇をてらう』などと言われ、ネガティブに扱われる事が圧倒的に多い。

『いじめはよくない』と声高に主張する人がいるならいいたい。

社会全体が
『もっとおおらかな心』を大切にしなきゃって。
by 123455677 | 2007-04-23 22:58 | しそぉー

No.568 コドモノチカラ

七歳になる甥っ子の女の子と川岸に花を摘みにいきました。

そこで僕がぽつりと口づさんだ『あいだみつお』さんの言葉を彼女は気に入ったらしく、花を摘みながら何度も何度も繰り返すのです。

何気ないつぶやきだったのに…一回しか言っていないのに…難しい内容なのに…ましてや僕の事なんてたいして知らないはずなのに…
彼女はたのしそうに花を摘みながら繰り返すのです。

『季節は必ずめぐります。
春が来て芽がでて花は咲くのです。

あの時の想いやこの時の涙、無駄だったことなんてなにひとつないんだよ。』


視界が滲んでしまい…それでも雲一つないそんな晴れた一日でした。
by 123455677 | 2007-04-22 17:02 | つれづれ

No.567 母と子の轍

太陽への道を進む地球も、生まれた瞬間からゆっくりと死んでく。

『ねじまげる』

という言葉を作った人間達は、この母なる大地を消滅から救い出す事、すなわち消滅の未来をねじまげる事が出来るだろうか。

恒星が生み出す重力の影響度を下げれば或は、延命治療は可能かもしれない。

また、距離的な現状の維持を成せば、則ち、極論をいえば母船は永遠の命を手に入れる可能性があるとと言うことだろう。

まぁどの道僕らが生き続けている間に地球がブッ壊れる事はないだろう。

母は何回目かの妊娠ののち人間を産み落とした。

母は、オゾン喪失による発熱の病床で我らの出産を後悔しているだろうか?

いーや、きっとしてはいない。
いつの時代も『母は強し』だ。

僕ら大地の子はもっと親孝行していいのかも。
シャワーを目一杯浴びながらふと考えて蛇口をひねった。
by 123455677 | 2007-04-21 16:54 | しそぉー

No.566 はやとちり?

d0057589_2348525.jpg

あっ早くも発見!!
by 123455677 | 2007-04-20 23:48 | drink&foods

No.565 Coffee Brake

d0057589_19135814.jpg

こんにゃろうが上京してから半年は経過しただろうか…
その間にひっそりと元祖GEORGIAロング缶『GEORGIA ORIGINAL』が息をひきとった。


おんなじ頃だったかな?俺がコーヒーを辞めたのは。

高校時代、『缶コーヒー』のコーヒーとコーヒー飲料と『本当のコーヒー』の差もわからず一時限毎にGEORGIAのロング缶ばかりを飲んでいた、馬鹿みたいに、とち狂ったように…

僕がコーヒーを飲むきっかけとなり初期長く連れ添ったのがその『GEORGIA ORIGINAL』。

仲間には

『缶一杯頭スプーン何杯の砂糖が入ってるかわかってるのか!』

と言われ、歯医者さんには
『辞めねば治さない』

とさえ言われ関係を絶った。

でもなにもこの世から消えるこたぁないだろう!!


コンビニや自販機の棚から彼女が消えた時、『どうせすぐリニュアルして戻ってくるだろう』と思っていた、でも待てども待てども彼女は戻っては来ない…

たとえ戻って来た所で飲んだりはしない。それでも彼女がそこにいるという安心が欲しかった。

上に載せた缶コーヒーは『GEORGIA MAX』
同じロング缶ではあるが千葉・茨城を中心とする利根コカ・コーラの商品だった。味はとにかく甘い。甘すぎる。

『GEORGIA ORIGINAL』、僕が繰り返し話すロング缶も甘い。だがMAXの甘さはハンパじゃない。紙パックの雪印コーヒーよりも甘いのだ。

初めての出会いは大学時代、演劇部の合宿で千葉の岩井を訪れた際に自販機で見かけた所に遡る。

『やべぇよ、コレ、これ東京にねぇよ。あったら面白いんじゃねぇ?』

あの台詞はちょうど10年後の今年実現した。

そして同時に彼女がひっそりと消えたのだ。

僕はもうしばらくコーヒーは飲まないだろう。

でもまた笑って彼女と再開出来る日を待ち望んでいる。
by 123455677 | 2007-04-19 19:13 | ひすとりー